強力なカタログサーバーであるPortfolio Serverを使うと、ユーザーは標準のPortfolio 5.0Jアプリケーションソフトウェアを使って、サーバーにあるPortfolioカタログにアクセスできます。 また、普通のサーバーアプリケーションソフトウェアとは異なり、セットアップと使用が簡単で、保守がほとんど必要ありません。
標準のPortfolio 5.0Jアプリケーションソフトウェアでは標準のシステムファイル共有機能を使って共有カタログにアクセスできますが、 Portfolio Serverを使うと複数ユーザー環境で次のような優れた性能が得られます。
ネットワーク環境での性能の向上
同時接続数の増加
Portfolio SQL Connectへの接続(ソフトウェアは別売り)
またPortfolio Serverを使用すると、次のことができます。
Serverにリモート接続する(TCP/IPを使用)
標準のPortfolioアプリケーション(クライアント)でServerやカタログを管理する
Server上でカタログを開いたままそのカタログを管理する
注意: ウェブサーバー(PortWeb)からアクセスするPortfolioカタログを作成、管理する方法は、PortWebを参照してください。
ヒント: Portfolio SQL Connectの管理については、「SQLを使用するにあたって」を参照してください。
Serverの管理とカタログの管理
Portfolio 5.0アプリケーションをPortfolio Serverと同時に使用した場合、次の2種類の管理が可能になります。
Serverの管理: Serverの管理者は、Portfolio Serverを管理するためのアクセス権を持っており、 Serverでのカタログの作成や開閉ができます。 クライアントからのアクセスは、専用のシリアル番号をServerに追加して行います。 Server管理者が行うべき作業については、ここで説明されています。
カタログ管理: カタログ管理者は、そのカタログの管理者レベル機能に対するアクセス権を持っています。 「カタログ管理」 も参照してください。
Portfolio Serverは、Portfolio 5.0アプリケーションから「サーバーを管理」コマンドを使用してアクセスや管理を行います。
ヒント: Portfolio Serverの管理を行うには、Portfolio Server5.0ソフトウェアがサーバーマシン(Serverのインストールを参照)で実行されており、ServerにアクセスするコンピュータでPortfolio 5.0ソフトウェアを実行する必要があります。
いったんPortfolio Serverを設定すると、Server管理者は次のことができるようになります。
公開するカタログの作成
カタログの公開の開始と中止
Portfolio SQL Connect(別売り)のカタログの開閉
個別のユーザーのログオフ
Serverの管理者パスワードの設定/変更
専用シリアル番号の入力による、同時アクセス可能なユーザー数の追加
カタログの作成、保守、管理については、Portfolioオンラインヘルプの各項目を参照してください。